女性の「産む力」が発揮できるよう、それぞれの妊婦さんに応じた決め細かい対応に努めています。自然分娩から無痛分娩まで幅広いご要望に対応し、緊急を要する吸引分娩・鉗子分娩や帝王切開が常時行える体制を整えています。
LDR5室は完全個室化し、感染対策を行った上でご家族の付き添い、立ち会い分娩に対応しています。
無痛分娩については妊婦さんとご家族にインフォームド・コンセント(説明と同意)を得て、産科医、麻酔科医、助産師等スタッフが協力して安全で質の高い医療が提供できるよう努めています。
普通分娩(経腟分娩)をされるかたが80%と多く、皆様の出産が素晴らしい体験となるよう、経験豊富な助産師が介助にあたっています。
LDR室での出産、夫立ち会い分娩も行なっています(状況によっては立ち会いができない場合があります)。
お産の時の痛みを、麻酔を使って和らげる方法です。麻酔薬の量や濃度を調節することで、それぞれの妊婦さんに応じた効果的な鎮痛を得ることができます。
痛みの程度を和らげることで、穏やかな気持ちで赤ちゃんを迎えられるようサポートします。
分娩予定日を1〜2週間過ぎた時、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの合併症がある場合、主に陣痛誘発剤を用いて行われます。
分娩途中に緊急で行われる緊急帝王切開と、あらかじめ日時を決めて行う選択的帝王切開があります。当院は緊急帝王切開に24時間体制で備えており、ご本人ご家族へ説明と同意を得て行っております。
麻酔は脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔など胎児への影響がほとんどない安全な方法で行います。多くの場合、翌日にはベッドの周りを歩くことができます。
胎児が産道の出口付近まで降りているにもかかわらず、なかなか出てこない場合、早く出してあげたほうが良いと医師が判断した場合に行います。脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔を併用する場合があります。
妊婦さんのご家族(原則、夫もしくはパートナー)、大人1名の方が出産に立ち会っていただくことができます。
立ち会い分娩には、出産の不安や緊張を和らげることができる点や「感動を共有できる」などメリットがありますが、デメリットもあります。
ご家族でしっかりと話し合い、決して無理に立ち会うことがないようにお願いします。 立ち会い分娩をご希望される方は、妊婦健診時と入院時にスタッフまでお申し出ください。
新型コロナウィルス感染拡大状況により、付き添い、立ち会い分娩を制限させていただく場合があります。
最新情報を「お知らせ」にてご確認ください。
出生後早期の肌と肌とのふれあいは、母乳育児や赤ちゃんとお母さんの心身の安定に効果があるといわれています。産後の処置が済み、LDRで過ごす間、赤ちゃんの状態やお母さんの状況に合わせて直接肌が触れ合う機会をつくっています。
生後早期の赤ちゃんにとって子宮外の環境に適応するには時間がかかることもあり、不安定で変化しやすい時期でもあります。したがってふれあいを行っている間は、安全性に配慮するため赤ちゃんにモニターを装着し、見守りながら行います。
母子の安全を優先していきますので、ご希望されていても母子の健康状態や業務上の様々な理由で実施できない場合もあることをご了承ください。